IMTS 2026(国際製造技術ショー)は、2026年九月14-19日にシカゴのMcCormick Placeで開催されます。西半球最大の製造技術ショーとして、金属切削、工具、自動化、積層造形の各分野にわたり、86,000人を超える来場者と1,700社以上の出展者を集めます。
イベント概要
IMTSは、米国製造技術協会(AMT)が主催し、偶数年に開催される展示会で、1927年以来、新しい工作機械、切削工具、製造システムを評価するための業界主要な場として位置づけられてきました。
注目すべき主要テーマ
ハノーバーで開催されたEMO 2025の動向や、主要工具メーカー各社による近年の新製品発表を踏まえると、IMTS 2026では以下のテーマが中心となる見込みです。
自動化とライトアウト加工 — ロボットによるワークの着脱システムや自動パレットチェンジャーは、大手OEMから中小の加工現場へと普及が進んでいます。自動化セル統合のライブデモが多数予想されます。
スマート工具とモニタリング — 工具状態監視、振動センシング、摩耗の予知保全は、後付けセンサとしてではなく、ツールホルダーや主軸システムに組み込まれる形で実装が進んでいます。
先進コーティング — 多層PVDおよびCVDコーティングの新しい構造は、工具寿命と切削速度の限界を押し広げ続けており、特にTi-6Al-4Vをはじめとする航空宇宙用合金やニッケル基超耐熱合金の加工で顕著です。
HSK採用の拡大 — HSKテーパーシステムは、高速加工領域でBTおよびCATに対するシェアを着実に伸ばしています。航空宇宙や医療機器製造における15,000 RPMを超える主軸速度への需要が、この動きを後押ししています。
来場者向けの見学プラン
IMTSはMcCormick Place内の複数ホールに分散して行われます。パビリオン単位で動線を計画してください。精密工具のバイヤーにとっては、「Tooling & Workholding」「Metal Cutting」「Quality Assurance」の三つが最も関連性の高いエリアです。カンファレンスセッションは定員に達するのが早いため、早めの登録をおすすめします。
工具バイヤーにとっての意義
IMTSは、工具システムを直接並べて実機で評価できる数少ない機会の一つです。テーパーシステムの更新、ワーク保持構成の見直し、測定機器の導入を検討している加工現場にとって、展示フロアでの直接比較は、オンラインカタログでは代替できない価値を提供します。
カンファレンストラックでは、段取り短縮、工具寿命の最適化、品質マネジメントシステムの導入といった実務的テーマも扱われ、現場改善に直結する内容が取り上げられます。
南北アメリカ最大の工具展示会
IMTS 2026は九月14-19日にシカゴで開催され、1,700社以上が出展します。精密工具のバイヤーにとっては、CNC加工の姿を変えつつある自動化、スマート工具、先進コーティング技術を、実機で評価できる場となります。

